〈午前の部〉宇宙について


宇宙誕生のシナリオから、地球外生命の可能性まで。 太古より夜空に魅入られた私たちは、今どこにいて、 どこに行くのか。


箱﨑 真隆
国立歴史民俗博物館 准教授
屋久杉の年輪の炭素14分析から、太陽は西暦775年に巨大フレアを起こしていた可能性が示されました。この痕跡は、当時生きていた全世界の樹木に刻まれました。中国と北朝鮮の国境にある活火山「白頭山」は10世紀に巨大噴火を起こしましたが、古文書等の記録が見つからず、長らく正確な年代が不明でした。噴火の火砕流に飲まれた樹木には樹齢300年を超えるものも含まれていました。それらの木々から巨大フレアの痕跡を見つけ出し、死んだ年までの年輪を数えた結果、白頭山の噴火は西暦946年に起きたことがわかりました。


山﨑 敦
宇宙科学研究所 助教
惑星分光観測衛星「ひさき」(SPRINT-A)は、2013年にイプシロンロケット試験機で打ち上げられた世界初の惑星観測用の宇宙望遠鏡衛星です。地球型惑星(金星・火星)の大気や、木星の衛星イオから流出するプラズマを極端紫外線分光観測することにより、太陽と惑星環境の関連性を調べています。この観測結果をベースに太陽系惑星の成り立ちに想像を膨らまし、将来の惑星探査計画への期待を紹介します。


堀 安範
アストロバイオロジーセンター/
国立天文台 特任助教
30年前までは、広大な宇宙のなかで私たちの知る惑星は太陽系だけでした。
しかし、1990年代に太陽系の外で最初の惑星(太陽系外惑星)が発見されて以降、約5000個もの太陽系外惑星が知られるいま、地球のような惑星は身近な存在となりました。これからの10年、口径30m級の超大型望遠鏡の登場や宇宙望遠鏡の打ち上げも予定されており、太陽系外惑星の研究は急速に進展すると期待されています。本講演では、不思議に満ちた太陽系外惑星の姿、そして宇宙における生命探査の最前線を紹介します。


池田 思朗
統計数理研究所 教授
最近の、そして今後の天文学では、観測機器の高性能化から膨大なデータが得られるようになり、その解析にデータ科学の方法をとりいれることは必須である。
先日、国際共同プロジェクト、イベントホライゾンテレスコープが発表したブラックホールシャドウの撮影においても、最新のデータ科学の成果が用いられ、素晴らしい成果が得られた。本講演では、データ科学の立場から今後の天文学とデータ科学の融合の可能性について述べる。


羽澄 昌史
素粒子原子核研究所 特任教授
量子場計測システム国際拠点(QUP)拠点長
20世紀の研究の進展により、初期宇宙は熱い火の玉状態であり、それが爆発的に拡がっていったとするビッグバン宇宙論が確立されました。しかし、その成果は、「宇宙の時刻ゼロでは何がどうなっていたのだろう」という、より深淵な謎を生みました。いわば、赤ちゃん宇宙のスナップショットは持っていても、出生の秘密はまだわかっていない、という状態です。本講演では、その謎に迫る最先端の研究について紹介していきます。
巨大フレアの痕跡が明らかにした
巨大噴火の年代
箱﨑 真隆
国立歴史民俗博物館 准教授
屋久杉の年輪の炭素14分析から、太陽は西暦775年に巨大フレアを起こしていた可能性が示されました。この痕跡は、当時生きていた全世界の樹木に刻まれました。中国と北朝鮮の国境にある活火山「白頭山」は10世紀に巨大噴火を起こしましたが、古文書等の記録が見つからず、長らく正確な年代が不明でした。噴火の火砕流に飲まれた樹木には樹齢300年を超えるものも含まれていました。それらの木々から巨大フレアの痕跡を見つけ出し、死んだ年までの年輪を数えた結果、白頭山の噴火は西暦946年に起きたことがわかりました。
「ひさき」衛星観測から
太陽系の惑星探査へ
山﨑 敦
宇宙科学研究所 助教
惑星分光観測衛星「ひさき」(SPRINT-A)は、2013年にイプシロンロケット試験機で打ち上げられた世界初の惑星観測用の宇宙望遠鏡衛星です。地球型惑星(金星・火星)の大気や、木星の衛星イオから流出するプラズマを極端紫外線分光観測することにより、太陽と惑星環境の関連性を調べています。この観測結果をベースに太陽系惑星の成り立ちに想像を膨らまし、将来の惑星探査計画への期待を紹介します。
見えてきた、太陽系外の惑星の姿
〜宇宙における生命探査〜
堀 安範
アストロバイオロジーセンター/
国立天文台 特任助教
30年前までは、広大な宇宙のなかで私たちの知る惑星は太陽系だけでした。
しかし、1990年代に太陽系の外で最初の惑星(太陽系外惑星)が発見されて以降、約5000個もの太陽系外惑星が知られるいま、地球のような惑星は身近な存在となりました。これからの10年、口径30m級の超大型望遠鏡の登場や宇宙望遠鏡の打ち上げも予定されており、太陽系外惑星の研究は急速に進展すると期待されています。本講演では、不思議に満ちた太陽系外惑星の姿、そして宇宙における生命探査の最前線を紹介します。
天文学とデータ科学
池田 思朗
統計数理研究所 教授
最近の、そして今後の天文学では、観測機器の高性能化から膨大なデータが得られるようになり、その解析にデータ科学の方法をとりいれることは必須である。
先日、国際共同プロジェクト、イベントホライゾンテレスコープが発表したブラックホールシャドウの撮影においても、最新のデータ科学の成果が用いられ、素晴らしい成果が得られた。本講演では、データ科学の立場から今後の天文学とデータ科学の融合の可能性について述べる。
ビッグバン宇宙の謎
〜宇宙における生命探査〜
羽澄 昌史
素粒子原子核研究所 特任教授
量子場計測システム国際拠点(QUP)拠点長
20世紀の研究の進展により、初期宇宙は熱い火の玉状態であり、それが爆発的に拡がっていったとするビッグバン宇宙論が確立されました。しかし、その成果は、「宇宙の時刻ゼロでは何がどうなっていたのだろう」という、より深淵な謎を生みました。いわば、赤ちゃん宇宙のスナップショットは持っていても、出生の秘密はまだわかっていない、という状態です。本講演では、その謎に迫る最先端の研究について紹介していきます。
〈午後の部〉生命について


原初の細胞から、ネットの向こうまでつながる、この「わたし」とは何か。そして明日に続く道を誰と、どうやって歩むのか。


大坪 瑶子
核融合科学研究所/
基礎生物学研究所/
新分野創成センター 特任助教
生物の体を構成する細胞が環境変化に対応する仕組みを解き明かすことは、生物学の大きな目標の一つです。私たちは、プラズマ物理工学と生物学を融合させ、この大きな課題に取り組んでいます。研究を進めるうちに、当初予想もしていなかったような結果が得られてきました。プラズマと生物を組み合わせることで、生命の進化の謎にも迫れるのでは!?と考えています。本講演では、実験系の立ち上げから最新の研究成果まで紹介します。


千田 俊哉
物質構造科学研究所 教授
これまで、我々は分解することで生命体を理解しようとしてきました。その結果、遺伝情報やタンパク質の立体構造情報など、生物の構成因子の莫大で重要な情報が蓄積されてきました。一方で、以前では考えられなかったような網羅的測定も可能になり、ライフサイエンスは統合の方向に向かっています。このような転換の中で、何が困難で何が必要なのかが明らかになってきたと思います。講演ではこのようなライフサイエンスの現状を実例とともに話したいと思います。


稲邑 哲也
国立情報学研究所 准教授
近年、物流システムや工場の生産ラインの最適化の手段としてデジタルツインが注目されています。リアルタイムに現実世界の状態をモデル化し、将来の状態の予測に基づき現実世界の機械システムを微調整します。このコンセプトを人に適応することで、人の経験を拡張し、行動変容を促すAIシステムを実現させる挑戦が進められています。本講演では、その一例として人の自己効力感を向上させるアシストロボットシステムの研究事例を紹介します。


横山 詔一
国立国語研究所 教授
日本の成人男女を対象にした全国規模の読み書き能力調査は、これまで一例あるのみです。それは第2次世界大戦後の米国の占領政策のもと1948年に実施された調査ですが、データの大部分は十分に分析されなかったため、たとえば生年と非識字率の関係などはナゾのままでした。最近、1948年調査をめぐる資料がオープンデータ化され、分析が進んでいます。結果の一部がプレプリントサーバJxivで公開されましたので、その内容を紹介します。


長谷川 眞理子
総合研究大学院大学 学長
今を生きている私たちは、たくさんの機械に囲まれた生活が日常であるので、あたかも、私たちホモ・サピエンスという動物は、昔からこんな暮らしをしてきたかのように思い込んでしまう。しかし、そうではない。ホモ属の進化の200万年、サピエンスの進化の30万年という「長い目」で見れば、こんな生活は最後の一瞬で出てきたものだ。私たちは本来、どんな動物なのか。私たちの脳やからだの働きを、「長い目」で見直してみよう。
プラズマで紐解く生命の謎
大坪 瑶子
核融合科学研究所 特任助教
基礎生物学研究所 特任助教
新分野創成センター 特任助教
生物の体を構成する細胞が環境変化に対応する仕組みを解き明かすことは、生物学の大きな目標の一つです。私たちは、プラズマ物理工学と生物学を融合させ、この大きな課題に取り組んでいます。研究を進めるうちに、当初予想もしていなかったような結果が得られてきました。プラズマと生物を組み合わせることで、生命の進化の謎にも迫れるのでは!?と考えています。本講演では、実験系の立ち上げから最新の研究成果まで紹介します。
原子から生物まで
-生命体をどのように理解すればいいのかー
千田 俊哉
物質構造科学研究所 教授
これまで、我々は分解することで生命体を理解しようとしてきました。その結果、遺伝情報やタンパク質の立体構造情報など、生物の構成因子の莫大で重要な情報が蓄積されてきました。一方で、以前では考えられなかったような網羅的測定も可能になり、ライフサイエンスは統合の方向に向かっています。このような転換の中で、何が困難で何が必要なのかが明らかになってきたと思います。講演ではこのようなライフサイエンスの現状を実例とともに話したいと思います。
デジタルツインに基づく
人の経験の拡張
稲邑 哲也
国立情報学研究所 准教授
近年、物流システムや工場の生産ラインの最適化の手段としてデジタルツインが注目されています。リアルタイムに現実世界の状態をモデル化し、将来の状態の予測に基づき現実世界の機械システムを微調整します。このコンセプトを人に適応することで、人の経験を拡張し、行動変容を促すAIシステムを実現させる挑戦が進められています。本講演では、その一例として人の自己効力感を向上させるアシストロボットシステムの研究事例を紹介します。
日本人の読み書き能力
1948年調査のナゾに迫る
横山 詔一
国立国語研究所 教授
日本の成人男女を対象にした全国規模の読み書き能力調査は、これまで一例あるのみです。それは第2次世界大戦後の米国の占領政策のもと1948年に実施された調査ですが、データの大部分は十分に分析されなかったため、たとえば生年と非識字率の関係などはナゾのままでした。最近、1948年調査をめぐる資料がオープンデータ化され、分析が進んでいます。結果の一部がプレプリントサーバJxivで公開されましたので、その内容を紹介します。
「長い目」で今の世界を見る
-自然人類学から見た現在―
長谷川 眞理子
総合研究大学院大学 学長
今を生きている私たちは、たくさんの機械に囲まれた生活が日常であるので、あたかも、私たちホモ・サピエンスという動物は、昔からこんな暮らしをしてきたかのように思い込んでしまう。しかし、そうではない。ホモ属の進化の200万年、サピエンスの進化の30万年という「長い目」で見れば、こんな生活は最後の一瞬で出てきたものだ。私たちは本来、どんな動物なのか。私たちの脳やからだの働きを、「長い目」で見直してみよう。
動画で巡る、25の知の先端
さらに歩みを進めれば、あなたの中で「先端」たちがつながって、
大きな未来が、見えてくるかもしれません。
それは、私たちの希望でもあります。

人間文化の新たな価値体系の創出を目指して
人間文化研究機構(NIHU)
人間文化研究機構(NIHU)は、国立歴史民俗博物館、国文学研究資料館、国立国語研究所、国際日本文化研究センター、総合地球環境学研究所及び国立民族学博物館の6つの人間文化にかかわる大学共同利用機関によって構成されています。各機関はそれぞれの設立目的を果たしながら基盤研究を進めるとともに、学問的領域を超えて協働し、自然環境をも視野に入れた、人間文化に関する総合的研究拠点を形成しています。また、膨大な文化資源に基づく実証的研究、人文学の総合化を目指す理論的研究などはもとより、自然科学との連携も含めた新しい研究領域の創成に努め、人間文化に関わる総合的学術研究の国際的拠点を目指しています。
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千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館(歴博)は、日本の歴史と文化について総合的に研究・展示する博物館です。特に身近な「生活史」にスポットを当て、幅広い資料を展示しています。6つの展示室では、先史・古代から現代に至るまでの歴史と列島の民俗文化をテーマに、実物資料はもちろん、精巧なジオラマやレプリカも用いて、最新の研究成果をわかりやすく紹介しています。
また歴博では、所蔵資料を、多くの人と共有できるように様々なデジタルコンテンツを当館ホームページにて公開しています。 -
国文学研究資料館は、国内各地の日本文学とその関連資料を大規模に集積し、日本文学をはじめとするさまざまな分野の研究者の利用に供するとともに、それらに基づく先進的な共同研究を推進する日本文学の基盤的な総合研究機関です。創設以来50年にわたって培ってきた日本の古典籍に関する資料研究の蓄積を活かし、国内外の研究機関・研究者と連携し、日本の古典籍を豊かな知的資源として活用する、分野を横断した研究の創出に取り組みます。
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国立国語研究所(NINJAL)は1948年に創設された日本の「ことば」に関する総合的・科学的な研究を行う機関です。
学問分野としては日本語学や言語学、日本語教育研究と呼ばれる分野が中心で
・日本語の文法
・日本語の歴史
・日本各地の方言・言語
・社会における言語生活
・他の言語と日本語の違い
・外国人など日本語を母語としない人の日本語習得
などの様々な観点から研究しています。少し意外かもしれませんが、実験やデータサイエンス・AI言語処理を駆使して言語を分析する研究も盛んです。
また、国語研が集めた言語データを学術研究やICT(情報通信技術)の分野に広く提供する、オープンサイエンス化にも取り組んでいます。
とても身近なものだけど謎に満ちあふれる「ことば」。その研究の世界を少しのぞいてみませんか。 -
国際日本文化研究センター(日文研)は、日本文化に関する国際的・学際的な総合研究を進め、国内・海外の日本研究者に対する研究協力・研究支援を行うことを目的として、1987年に設置された大学共同利用機関です。
日文研が最も重要視している共同研究では、人文社会科学と自然科学を融合したグローバルな視野からテーマを設定し、国内及び海外から多様な専門分野の研究者を招聘するなど、国や地域、分野に捉われない研究を展開しています。
また、国際的な研究拠点としての責務を果たすため、諸外国から毎年多くの研究者を受け入れ、豊富な研究資源に基づく自由で創造的な研究活動を支援しています。
こうした日文研の活動を社会へ還元し、広く一般の方々に知っていただくため、講演会やシンポジウム、国際研究集会などを開催し、所蔵する多彩な資料を基にした各種データベースを公開するなど、研究成果の発信にも積極的に取り組んでいます。 -
総合地球環境学研究所(地球研)は2001年に創設され、2004年には⼤学共同利⽤機関法⼈⼈間⽂化研究機構の⼀員となりました。⼤学共同利⽤機関として⼤学単独ではできない研究基盤を提供し、⼈⽂学・社会科学・⾃然科学の⽂理融合による学際研究に加え、社会と連携・協働した超学際研究により、「⼈と⾃然の相互作⽤環」を根源的かつ包括的に理解し、地球環境問題の解決に向けた実践を⽬指す「総合地球環境学」を先導します。
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国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館機能と大学院教育の機能を備えた、文化人類学・民族学の大学共同利用機関です。国際的な研究・共同利用拠点として、世界各地の社会・文化についての調査・研究をおこなう一方、文化資源の集積と展示を通じたその情報の発信を国際的な連携のもとに進めています。集積された文化資源に関しては、オンライン上にも「フォーラム型人類文化アーカイブズ」を構築し、そのそれぞれの文化の担い手とも情報を共有・共同利用することで、新たな知の創出をはかっています。
現在、みんぱくには、世界の諸文化への理解を深めるために収集された34万5000点を超える標本資料のほか、7万点の映像・音響資料、69万冊の文献図書資料が所蔵されています。標本資料は、世界各地の人びとが普段の暮らしで使っている衣食住などの生活用品が中心で、このうち、約1万2000点が本館展示場で一般に公開されています。

大学共同利用機関法人 自然科学研究機構(NINS)は、宇宙、エネルギー、物質、生命等に係る大学共同利用機関(国立天文台,核融合科学研究所,基礎生物学研究所,生理学研究所,分子科学研究所)と4つの機構直轄センター(新分野創成センター,アストロバイオロジーセンター,生命創成探究センター,国際連携研究センター)を設置・運営し、自然科学分野の国際的研究拠点として、世界を牽引する最先端研究を推進するとともに、全国の大学等の研究者に共同利用・共同研究の場を提供しています。これらの共同利用・共同研究を通じて、参加した大学等と大学共同利用機関の成果が生まれ、大学等の研究力強化と新たな研究分野の創成に貢献しています。
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国立天文台は、日本の天文学の中核を担うナショナルセンターです。大規模な望遠鏡の建設や運用、最先端の観測機器の開発、天文学計算専用のスーパーコンピュータの運用を実施して、広く天文学者の共同利用に供することが、国立天文台の大きな目的のひとつです。そして、天文学の最先端を切り開いていくこと、またその最先端で得られた知見を市民と共有することも、国立天文台が目指す姿です。さらに、日常に使われる暦の決定や告知、目を引く天文現象の 解説などを通じて、皆さんに天文学により親しんでいただけるよう、力をつくしております。宇宙の謎に挑む国立天文台、その活躍をお楽しみに!
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核融合科学研究所は、1989年に核融合プラズマの学理とその応用の研究の推進のため、全国の大学の共同利用機関として設立されました。その後、2004年に大学共同利用機関法人「自然科学研究機構」の発足に伴い、同機構の一研究所として再編されました。
核融合反応は、星の活動を支えるエネルギー生成メカニズムです。核融合科学研究所では、核融合エネルギーを私たちが利用できる形で実現するために必要なプラズマ物理をはじめとする様々な研究課題に、国内外の大学・研究機関と連携して取り組んでいます。そして、核融合科学の進展とともに、広く科学技術の基盤形成に寄与したいと考えています。また、併設されている国立大学法人総合研究大学院大学を中心として、未来を担う学生の教育を行っています。核融合科学研究所は、全国・全世界の研究者コミュニティの知が結節する中核拠点となっています。 -
基礎生物学研究所は、基礎生物学研究の中核拠点として、遺伝子・細胞・組織・器官・個体・異種生物間の相互作用など、多階層における研究技術・手法の開発を推進し、多くの生物に共通する基本的な仕組みや、生物が多様性をもつに至った仕組みなどを解き明かす研究を、国内外の研究者と連携して行っています。
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生理学研究所は、唯一の人体基礎生理学研究・教育のための大学共同利用機関です。“人体の生命活動 − 特に脳の働き − の総合的な解明”と、そのための“国際的研究者の育成”を究極の目標としています。生理学研究所は「ヒトのからだと脳の働きを大学と共同して研究し、そのための研究者を育成している研究所」として、最先端の研究技術や最高度の研究機器を開発するとともに、それらを共同利用研究のために提供しています。今回の動画では、分子レベルから個体に至るまで様々なレベルでの研究を推進している当研究所について、公式キャラクター「のうくん」が紹介します。是非、ご覧ください。
https://www.nips.ac.jp/
市民講座や一般公開の動画はこちらからご覧いただけます。
https://www.youtube.com/user/nipsadm -
分子は百種類ほどの原子から一定の法則で組み立てられた、とても小さな粒子ですが、人体から宇宙まで、身の回りの全ての物質(モノ)を形作り、その性質や機能を司る、この世界の多様性の源です。分子科学研究所(分子研)は、全国の大学・研究機関とも共同して、これら分子の仕組みと働きを理解し、新しい分子や、さらに多種の分子が協調して働くシステムを作り出す研究を推進しています。私たちは物質科学を基礎として、豊かで安全な、そして持続可能な社会の実現を目指します。

KEKは科学を加速し続けます
高エネルギー加速器研究機構(KEK)
高エネルギー加速器研究機構は、最先端の大型粒子加速器を用いて、素粒子や原子核の研究から原子や分子レベルでの物質の構造や機能の研究、生命体の生命活動の研究まで、幅広い基礎科学の研究を行っています。高エネルギー加速器とは、電子や陽子などの粒子を、ほぼ光の速さまで加速して、高エネルギーの状態を作り出す装置です。 この高エネルギー状態から作られる素粒子の世界を研究すると、誕生直後の宇宙の様子を探ることができます。 また、加速器が作る光や陽電子、中性子、ミュオンなどの量子ビームは、倍率の高い顕微鏡として、これまでに見ることができなかった物質の構造や、生命活動の研究を行うことができます。
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素粒子原子核研究所では、素粒子物理学、原子核物理学、宇宙物理学といった極微な世界から広大な宇宙までの幅広い分野に対して、理論及び実験の両側面からの総合的研究を行っています。物質を構成する素粒子や原子核、さらにそれらに働く力の性質を明らかにすることで、世界を構築している法則はどんなものか、宇宙はどうやってできたのか、なぜ生命は存在できるのか、などの「根源的な謎」の解明に挑んでいるほか、各種実験を支える先端測定機器の技術開発を行っています。
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物質構造科学研究所は、電子加速器から発生する放射光や低速陽電子、陽子加速器によって作り出される中性子やミュオンなどの量子ビームを利用し、原子レベルから高分子、生体分子レベルにいたる幅広いスケールの物質構造と機能を総合的に研究しています。また、ビーム生成、利用技術などの開発研究を通して、幅広い物質科学の発展に貢献しています。世界的に見ても他にないような異種の量子ビーム施設を有するユニークな研究環境を活かして、量子ビームの複合的利用「マルチプローブ」による開拓的研究が特徴になっています。さらに最近、クライオ電子顕微鏡などの各種顕微鏡の導入も進め、不均一構造を基本とする材料系や階層構造を基本とする生命系への新たな展開を進めています。
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加速器研究施設は、世界最先端の加速器を開発、建設するとともにそれらの運転・維持及びビーム性能の向上を担っています。素粒子・原子核物理学、物質・生命科学などの研究を推進するために高性能で安定したビームを学術界だけでなく産業界を含む国内外の研究者に提供しています。
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共通基盤研究施設では、大型加速器施設の運用とその共同利用や研究計画に関わる、放射線防護・検出器、環境保全、計算科学、超伝導・低温技術とその応用、精密加工技術などの研究活動を行っています。また、これらに関連する高い基盤技術を用いて、放射線・環境安全管理、コンピューターやネットワークの管理運用、液体ヘリウム等の供給、機械工作などの支援業務を行っています。

データ科学を推進
情報・システム研究機構(ROIS)
情報・システム研究機構は、大学共同利用機関である国立極地研究所、国立情報学研究所、統計数理研究所、国立遺伝学研究所で構成されています。21世紀の重要な課題である生命、地球、自然環境、人間社会などの複雑な問題を「情報」と「システム」という視点から捉え直し、データサイエンスを推進することにより分野の枠を越えた研究を行い、その解決を目指しています。2016年度にはデータサイエンス共同利用基盤施設を新たに設置し、これらの研究活動を一層推進しています。私たちは、多くの研究機関や大学、さらに企業や一般にも設備と情報を公開し、オープンサイエンスの活動を進めることにより、様々な社会課題の解決に挑戦し続けています。
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南極と北極は地球環境の変化に敏感に反応し、またその変化は人類の将来にも大きな影響を与えます。極地研は、南極や北極でのフィールド調査等で得られる観測データを基に、地球惑星科学や生命科学の視点から先端的な研究を推進し、学術的な成果を得るのみならず、地球規模課題の解決に貢献します。また、海洋資源および陸域生態系の保護等に関する研究・調査を通じてSDGsの達成にも貢献します。さらに、南極地域観測事業と北極域研究加速プロジェクト(ArCS II)では実施中核機関を務め、南極と北極にある観測基地・拠点や、観測施設・設備、観測船などのプラットフォームを全国の研究者に提供しています。
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国立情報学研究所(NII)は、情報学という新しい学術分野での「未来価値創成」を使命とする国内唯一の学術総合研究所です。
情報学における基礎論から人工知能やビッグデータ、Internet of Things(IoT)、情報セキュリティーといった最先端のテーマまでの幅広い研究分野において、長期的な視点に立つ基礎研究や社会課題の解決を目指した実践的な研究を推進しています。
また大学共同利用機関として、学術情報ネットワーク(SINET6)をはじめ、学術コミュニティー全体の研究や教育活動に不可欠な学術情報基盤の構築・運用に取り組むとともに、学術コンテンツやサービスプラットフォームの提供など、オープンアクセスやオープンサイエンスを推進する学術情報基盤の整備・高度化を推進しています。
NIIは、研究と事業を両輪として、情報学による未来価値を創成します。 -
統計数理研究所は昭和19年に文部省直轄の研究所として設置され、統計数理の中心的な研究機関として、その発展のための先駆的役割を果たしてきました。
現在まで80年近く「現象と行動の解明と設計を目的とした統計学の理論と応用」の研究を基幹とし取り組んでいます。
また、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構の一員として、共同利用を推進し、研究所内外の研究者の交流の場を提供しながら、統計科学の理論と応用における多面的な発展に寄与しています。
社会のための学問としての統計数理科学、社会に役立つ統計数理科学の研究成果を生み出していくために、またそれを進化させるための基礎学術研究を推進あるいは利活用できる人材を育てるためにも、統数研は研究教育活動を展開してまいります。 -
遺伝情報とは生命の源であり、次世代へ受け継ぎながら変化していきます。この遺伝情報という切り口から生命の謎に挑戦するのが遺伝学です。国立遺伝学研究所(遺伝研)は、我が国唯一の遺伝学に特化した研究所として 1949年に静岡県三島市を拠点として発足しました。遺伝研は生物の形作りや脳の働きのみならず、生物の進化や環境中の物質循環といった生命にまつわる様々な現象について最先端の研究を展開しています。遺伝学で得られた研究成果は、病気の原因究明、新薬の開発、農作物の品種改良などへとつながります。また、遺伝研は大学共同利用機関として、生命科学に関わる学術・産業コミュニティに遺伝学の先端的な共同利用・共同研究の場を提供するとともに、若手研究者の育成に取り組んでいます。

Next 20 - 総研大概要及び先端学術院について -
総合研究大学院大学は、大学共同利用機関等世界トップクラスの研究機関を基盤とする、大学院大学です。世界最先端の研究拠点を教育の現場として、高い専門性を持った博士人材の育成を行ってきました。一方で、刻々と変化する学術分野の動向や社会の要請を踏まえ、複合的・融合的な課題に取り組む研究者人材を育成していくには、高度に専門的な教育リソースを、分野を超えて柔軟に活用できる体制を構築する必要があります。そのため、 2023 年 4 月より現在の 6 研究科20専攻の体制を見直し、 1 つの先端学術院のもとに 20 コースを設置することを構想しています。また、国立国語研究所及び総合地球環境学研究所も新たに加わる予定です。
人間文化研究機構(NIHU)は、国立歴史民俗博物館、国文学研究資料館、国立国語研究所、国際日本文化研究センター、総合地球環境学研究所及び国立民族学博物館の6つの人間文化にかかわる大学共同利用機関によって構成されています。各機関はそれぞれの設立目的を果たしながら基盤研究を進めるとともに、学問的領域を超えて協働し、自然環境をも視野に入れた、人間文化に関する総合的研究拠点を形成しています。また、膨大な文化資源に基づく実証的研究、人文学の総合化を目指す理論的研究などはもとより、自然科学との連携も含めた新しい研究領域の創成に努め、人間文化に関わる総合的学術研究の国際的拠点を目指しています。
人間文化研究機構 : https://www.nihu.jp/
千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館(歴博)は、日本の歴史と文化について総合的に研究・展示する博物館です。特に身近な「生活史」にスポットを当て、幅広い資料を展示しています。6つの展示室では、先史・古代から現代に至るまでの歴史と列島の民俗文化をテーマに、実物資料はもちろん、精巧なジオラマやレプリカも用いて、最新の研究成果をわかりやすく紹介しています。
また歴博では、所蔵資料を、多くの人と共有できるように様々なデジタルコンテンツを当館ホームページにて公開しています。
国立歴史民俗博物館 : https://www.rekihaku.ac.jp
Twitter:@rekihaku
YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCUwOqRe9BMv1qhnQzecsI3Q
国立歴史民俗博物館 紹介映像(30秒) : https://www.youtube.com/watch?v=PxKKfDpllWA
国文学研究資料館は、国内各地の日本文学とその関連資料を大規模に集積し、日本文学をはじめとするさまざまな分野の研究者の利用に供するとともに、それらに基づく先進的な共同研究を推進する日本文学の基盤的な総合研究機関です。創設以来50年にわたって培ってきた日本の古典籍に関する資料研究の蓄積を活かし、国内外の研究機関・研究者と連携し、日本の古典籍を豊かな知的資源として活用する、分野を横断した研究の創出に取り組みます。
国文学研究資料館 : https://www.nijl.ac.jp/
国立国語研究所(NINJAL)は1948年に創設された日本の「ことば」に関する総合的・科学的な研究を行う機関です。
学問分野としては日本語学や言語学、日本語教育研究と呼ばれる分野が中心で
・日本語の文法
・日本語の歴史
・日本各地の方言・言語
・社会における言語生活
・他の言語と日本語の違い
・外国人など日本語を母語としない人の日本語習得
などの様々な観点から研究しています。少し意外かもしれませんが、実験やデータサイエンス・AI言語処理を駆使して言語を分析する研究も盛んです。
また、国語研が集めた言語データを学術研究やICT(情報通信技術)の分野に広く提供する、オープンサイエンス化にも取り組んでいます。
とても身近なものだけど謎に満ちあふれる「ことば」。その研究の世界を少しのぞいてみませんか。
国立国語研究所 : https://www.ninjal.ac.jp/
国際日本文化研究センター(日文研)は、日本文化に関する国際的・学際的な総合研究を進め、国内・海外の日本研究者に対する研究協力・研究支援を行うことを目的として、1987年に設置された大学共同利用機関です。
日文研が最も重要視している共同研究では、人文社会科学と自然科学を融合したグローバルな視野からテーマを設定し、国内及び海外から多様な専門分野の研究者を招聘するなど、国や地域、分野に捉われない研究を展開しています。
また、国際的な研究拠点としての責務を果たすため、諸外国から毎年多くの研究者を受け入れ、豊富な研究資源に基づく自由で創造的な研究活動を支援しています。こうした日文研の活動を社会へ還元し、広く一般の方々に知っていただくため、講演会やシンポジウム、国際研究集会などを開催し、所蔵する多彩な資料を基にした各種データベースを公開するなど、研究成果の発信にも積極的に取り組んでいます。
日文研公式Webサイト : https://www.nichibun.ac.jp/ja/
総合地球環境学研究所(地球研)は2001年に創設され、2004年には⼤学共同利⽤機関法⼈⼈間⽂化研究機構の⼀員となりました。⼤学共同利⽤機関として⼤学単独ではできない研究基盤を提供し、⼈⽂学・社会科学・⾃然科学の⽂理融合による学際研究に加え、社会と連携・協働した超学際研究により、「⼈と⾃然の相互作⽤環」を根源的かつ包括的に理解し、地球環境問題の解決に向けた実践を⽬指す「総合地球環境学」を先導します。
総合地球環境学研究所 : https://www.chikyu.ac.jp/
国立民族学博物館(みんぱく)は、博物館機能と大学院教育の機能を備えた、文化人類学・民族学の大学共同利用機関です。国際的な研究・共同利用拠点として、世界各地の社会・文化についての調査・研究をおこなう一方、文化資源の集積と展示を通じたその情報の発信を国際的な連携のもとに進めています。集積された文化資源に関しては、オンライン上にも「フォーラム型人類文化アーカイブズ」を構築し、そのそれぞれの文化の担い手とも情報を共有・共同利用することで、新たな知の創出をはかっています。
現在、みんぱくには、世界の諸文化への理解を深めるために収集された34万5000点を超える標本資料のほか、7万点の映像・音響資料、69万冊の文献図書資料が所蔵されています。標本資料は、世界各地の人びとが普段の暮らしで使っている衣食住などの生活用品が中心で、このうち、約1万2000点が本館展示場で一般に公開されています。
国立民族学博物館 : https://www.minpaku.ac.jp/
大学共同利用機関法人 自然科学研究機構(NINS)は、宇宙、エネルギー、物質、生命等に係る大学共同利用機関(国立天文台,核融合科学研究所,基礎生物学研究所,生理学研究所,分子科学研究所)と4つの機構直轄センター(新分野創成センター,アストロバイオロジーセンター,生命創成探究センター,国際連携研究センター)を設置・運営し、自然科学分野の国際的研究拠点として、世界を牽引する最先端研究を推進するとともに、全国の大学等の研究者に共同利用・共同研究の場を提供しています。これらの共同利用・共同研究を通じて、参加した大学等と大学共同利用機関の成果が生まれ、大学等の研究力強化と新たな研究分野の創成に貢献しています。
新分野創成センター : https://www.nins.jp/site/cnsi/
アストロバイオロジーセンター : https://abc-nins.jp/
生命創成探究センター : https://www.excells.orion.ac.jp/
国際連携研究センター : https://www.nins.jp/site/ircc/
国立天文台は、日本の天文学の中核を担うナショナルセンターです。大規模な望遠鏡の建設や運用、最先端の観測機器の開発、天文学計算専用のスーパーコンピュータの運用を実施して、広く天文学者の共同利用に供することが、国立天文台の大きな目的のひとつです。そして、天文学の最先端を切り開いていくこと、またその最先端で得られた知見を市民と共有することも、国立天文台が目指す姿です。さらに、日常に使われる暦の決定や告知、目を引く天文現象の 解説などを通じて、皆さんに天文学により親しんでいただけるよう、力をつくしております。宇宙の謎に挑む国立天文台、その活躍をお楽しみに!
国立天文台 : https://www.nao.ac.jp/
核融合科学研究所は、1989年に核融合プラズマの学理とその応用の研究の推進のため、全国の大学の共同利用機関として設立されました。その後、2004年に大学共同利用機関法人「自然科学研究機構」の発足に伴い、同機構の一研究所として再編されました。
核融合反応は、星の活動を支えるエネルギー生成メカニズムです。核融合科学研究所では、核融合エネルギーを私たちが利用できる形で実現するために必要なプラズマ物理をはじめとする様々な研究課題に、国内外の大学・研究機関と連携して取り組んでいます。そして、核融合科学の進展とともに、広く科学技術の基盤形成に寄与したいと考えています。また、併設されている国立大学法人総合研究大学院大学を中心として、未来を担う学生の教育を行っています。核融合科学研究所は、全国・全世界の研究者コミュニティの知が結節する中核拠点となっています。
核融合科学研究所 : https://www.nifs.ac.jp/
基礎生物学研究所は、基礎生物学研究の中核拠点として、遺伝子・細胞・組織・器官・個体・異種生物間の相互作用など、多階層における研究技術・手法の開発を推進し、多くの生物に共通する基本的な仕組みや、生物が多様性をもつに至った仕組みなどを解き明かす研究を、国内外の研究者と連携して行っています。
基礎生物学研究所 : https://www.nibb.ac.jp/
公式twitter : https://twitter.com/nibb_public
生理学研究所は、唯一の人体基礎生理学研究・教育のための大学共同利用機関です。“人体の生命活動 − 特に脳の働き − の総合的な解明”と、そのための“国際的研究者の育成”を究極の目標としています。生理学研究所は「ヒトのからだと脳の働きを大学と共同して研究し、そのための研究者を育成している研究所」として、最先端の研究技術や最高度の研究機器を開発するとともに、それらを共同利用研究のために提供しています。今回の動画では、分子レベルから個体に至るまで様々なレベルでの研究を推進している当研究所について、公式キャラクター「のうくん」が紹介します。是非、ご覧ください。
https://www.nips.ac.jp/
市民講座や一般公開の動画はこちらからご覧いただけます。
https://www.youtube.com/user/nipsadm
分子は百種類ほどの原子から一定の法則で組み立てられた、とても小さな粒子ですが、人体から宇宙まで、身の回りの全ての物質(モノ)を形作り、その性質や機能を司る、この世界の多様性の源です。分子科学研究所(分子研)は、全国の大学・研究機関とも共同して、これら分子の仕組みと働きを理解し、新しい分子や、さらに多種の分子が協調して働くシステムを作り出す研究を推進しています。私たちは物質科学を基礎として、豊かで安全な、そして持続可能な社会の実現を目指します。
分子科学研究所 : https://www.ims.ac.jp/index.html
高エネルギー加速器研究機構は、最先端の大型粒子加速器を用いて、素粒子や原子核の研究から原子や分子レベルでの物質の構造や機能の研究、生命体の生命活動の研究まで、幅広い基礎科学の研究を行っています。高エネルギー加速器とは、電子や陽子などの粒子を、ほぼ光の速さまで加速して、高エネルギーの状態を作り出す装置です。 この高エネルギー状態から作られる素粒子の世界を研究すると、誕生直後の宇宙の様子を探ることができます。 また、加速器が作る光や陽電子、中性子、ミュオンなどの量子ビームは、倍率の高い顕微鏡として、これまでに見ることができなかった物質の構造や、生命活動の研究を行うことができます。
高エネルギー加速器研究機構 : https://www.kek.jp/
素粒子原子核研究所では、素粒子物理学、原子核物理学、宇宙物理学といった極微な世界から広大な宇宙までの幅広い分野に対して、理論及び実験の両側面からの総合的研究を行っています。物質を構成する素粒子や原子核、さらにそれらに働く力の性質を明らかにすることで、世界を構築している法則はどんなものか、宇宙はどうやってできたのか、なぜ生命は存在できるのか、などの「根源的な謎」の解明に挑んでいるほか、各種実験を支える先端測定機器の技術開発を行っています。
素粒子原子核研究所 : https://www2.kek.jp/ipns/
物質構造科学研究所は、電子加速器から発生する放射光や低速陽電子、陽子加速器によって作り出される中性子やミュオンなどの量子ビームを利用し、原子レベルから高分子、生体分子レベルにいたる幅広いスケールの物質構造と機能を総合的に研究しています。また、ビーム生成、利用技術などの開発研究を通して、幅広い物質科学の発展に貢献しています。世界的に見ても他にないような異種の量子ビーム施設を有するユニークな研究環境を活かして、量子ビームの複合的利用「マルチプローブ」による開拓的研究が特徴になっています。さらに最近、クライオ電子顕微鏡などの各種顕微鏡の導入も進め、不均一構造を基本とする材料系や階層構造を基本とする生命系への新たな展開を進めています。
物質構造科学研究所 : https://www2.kek.jp/imss/
加速器研究施設は、世界最先端の加速器を開発、建設するとともにそれらの運転・維持及びビーム性能の向上を担っています。素粒子・原子核物理学、物質・生命科学などの研究を推進するために高性能で安定したビームを学術界だけでなく産業界を含む国内外の研究者に提供しています。
加速器研究施設 : https://www2.kek.jp/accl/
共通基盤研究施設では、大型加速器施設の運用とその共同利用や研究計画に関わる、放射線防護・検出器、環境保全、計算科学、超伝導・低温技術とその応用、精密加工技術などの研究活動を行っています。また、これらに関連する高い基盤技術を用いて、放射線・環境安全管理、コンピューターやネットワークの管理運用、液体ヘリウム等の供給、機械工作などの支援業務を行っています。
共通基盤研究施設 : https://www2.kek.jp/arl/
情報・システム研究機構は、大学共同利用機関である国立極地研究所、国立情報学研究所、統計数理研究所、国立遺伝学研究所で構成されています。21世紀の重要な課題である生命、地球、自然環境、人間社会などの複雑な問題を「情報」と「システム」という視点から捉え直し、データサイエンスを推進することにより分野の枠を越えた研究を行い、その解決を目指しています。2016年度にはデータサイエンス共同利用基盤施設を新たに設置し、これらの研究活動を一層推進しています。私たちは、多くの研究機関や大学、さらに企業や一般にも設備と情報を公開し、オープンサイエンスの活動を進めることにより、様々な社会課題の解決に挑戦し続けています。
情報・システム研究機構 : https://www.rois.ac.jp/
データサイエンス共同利用基盤施設 : https://ds.rois.ac.jp/
南極と北極は地球環境の変化に敏感に反応し、またその変化は人類の将来にも大きな影響を与えます。極地研は、南極や北極でのフィールド調査等で得られる観測データを基に、地球惑星科学や生命科学の視点から先端的な研究を推進し、学術的な成果を得るのみならず、地球規模課題の解決に貢献します。また、海洋資源および陸域生態系の保護等に関する研究・調査を通じてSDGsの達成にも貢献します。さらに、南極地域観測事業と北極域研究加速プロジェクト(ArCS II)では実施中核機関を務め、南極と北極にある観測基地・拠点や、観測施設・設備、観測船などのプラットフォームを全国の研究者に提供しています。
国立極地研究所 : https://www.nipr.ac.jp/
国立情報学研究所(NII)は、情報学という新しい学術分野での「未来価値創成」を使命とする国内唯一の学術総合研究所です。
情報学における基礎論から人工知能やビッグデータ、Internet of Things(IoT)、情報セキュリティーといった最先端のテーマまでの幅広い研究分野において、長期的な視点に立つ基礎研究や社会課題の解決を目指した実践的な研究を推進しています。
また大学共同利用機関として、学術情報ネットワーク(SINET6)をはじめ、学術コミュニティー全体の研究や教育活動に不可欠な学術情報基盤の構築・運用に取り組むとともに、学術コンテンツやサービスプラットフォームの提供など、オープンアクセスやオープンサイエンスを推進する学術情報基盤の整備・高度化を推進しています。
NIIは、研究と事業を両輪として、情報学による未来価値を創成します。
国立情報学研究所 : https://www.nii.ac.jp/
統計数理研究所は昭和19年に文部省直轄の研究所として設置され、統計数理の中心的な研究機関として、その発展のための先駆的役割を果たしてきました。
現在まで80年近く「現象と行動の解明と設計を目的とした統計学の理論と応用」の研究を基幹とし取り組んでいます。
また、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構の一員として、共同利用を推進し、研究所内外の研究者の交流の場を提供しながら、統計科学の理論と応用における多面的な発展に寄与しています。
社会のための学問としての統計数理科学、社会に役立つ統計数理科学の研究成果を生み出していくために、またそれを進化させるための基礎学術研究を推進あるいは利活用できる人材を育てるためにも、統数研は研究教育活動を展開してまいります。
統計数理研究所 : https://www.ism.ac.jp/
遺伝情報とは生命の源であり、次世代へ受け継ぎながら変化していきます。この遺伝情報という切り口から生命の謎に挑戦するのが遺伝学です。国立遺伝学研究所(遺伝研)は、我が国唯一の遺伝学に特化した研究所として 1949年に静岡県三島市を拠点として発足しました。遺伝研は生物の形作りや脳の働きのみならず、生物の進化や環境中の物質循環といった生命にまつわる様々な現象について最先端の研究を展開しています。遺伝学で得られた研究成果は、病気の原因究明、新薬の開発、農作物の品種改良などへとつながります。また、遺伝研は大学共同利用機関として、生命科学に関わる学術・産業コミュニティに遺伝学の先端的な共同利用・共同研究の場を提供するとともに、若手研究者の育成に取り組んでいます。
遺伝研HP : https://www.nig.ac.jp/
遺伝研の大学院 : https://youtu.be/tLgrad-4o4I
日本の宇宙科学研究の核でもある宇宙科学研究所。
その宇宙科学研究所を知ることは、日本の宇宙科学を知ることにもなります。
また我々は、一般の人々が宇宙科学に理解と関心を深めていただけるよう、積極的に活動していきます。
機関HP : https://www.isas.jaxa.jp/
総合研究大学院大学は、大学共同利用機関等世界トップクラスの研究機関を基盤とする、大学院大学です。世界最先端の研究拠点を教育の現場として、高い専門性を持った博士人材の育成を行ってきました。一方で、刻々と変化する学術分野の動向や社会の要請を踏まえ、複合的・融合的な課題に取り組む研究者人材を育成していくには、高度に専門的な教育リソースを、分野を超えて柔軟に活用できる体制を構築する必要があります。そのため、 2023 年 4 月より現在の 6 研究科20専攻の体制を見直し、 1 つの先端学術院のもとに 20 コースを設置することを構想しています。また、国立国語研究所及び総合地球環境学研究所も新たに加わる予定です。
総研大URL : https://www.soken.ac.jp/
先端学術院特設サイトURL : https://next20.soken.ac.jp/
会場で聴講したい方へ
事前申込について
テーマが異なる二部制・入れ替え制にて行います。
午前の部・午後の部のどちらかをお申込みください。
お一人のお申込みにつき、同伴者4 名までお申込みいただけます。
多数の場合は抽選のうえ、ご登録いただいたメールアドレス宛に9月末までにご連絡いたします。
会場に入るための観覧チケットは主催者側で用意いたします。
プラネタリウムを除く名古屋市科学館展示室をご覧いただけます。
多数お申し込み下さりありがとうございました。
会場情報
名古屋市科学館 生命館地下2階サイエンスホール
http://www.ncsm.city.nagoya.jp/
〒460-0008 名古屋市中区栄二丁目17番1号
■ 地下鉄:東山線・鶴舞線「伏見」駅
4・5番出口から南へ徒歩約5分
■ 市バス:「広小路伏見」下車、南へ徒歩5分
■ 名鉄バス:「白川公園前」下車、北へ徒歩5分