企画タイトル | 分子でアフリカを救う!?魔女の雑草を騙す研究物語 |
Title | Solving Africa's food problem by molecules !? A discovery story of a molecule that tricks an witch weed |
企画概要 | 名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM)では、生き物の持つ仕組みを解明・活用することで、 食糧問題や気候変動を分子のチカラで解決することに挑んでいます。 アフリカの寄生植物ストライガは、穀類に寄生し枯らすため「魔女の雑草」と呼ばれており、宿主が出す分子を感知して発芽し寄生します。 ITbMではこの仕組みを逆手にとり、分子で騙して発芽させることに成功し、アフリカで実験を進めています。 今回は発見のエピソードや現地の様子を映像を交えて紹介し今後の展開を議論します。 |
出展者名 | 名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM) |
Exhibitor | Institute of Transformative Bio-Molecules (WPI-ITbM), Nagoya University |
企画番号 | 2218 |
配信日時 | 11月22日(日)17:30-19:00 |
登壇者プロフィール |
土屋 雄一朗(名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所WPI-ITbM 特任准教授、植物生理学) 浦口 大輔(同 特任准教授、有機合成化学) 森川 彰(同 特任講師、免疫学) 進行 三宅 恵子(同、植物生態学・サイエンスコミュニケーション) 佐藤 綾人(同、有機合成化学、ケミカルバイオロジー)
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プログラム |
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参加者から、アフリカの現地での研究に関して何日前に分子を土にまくのか、どのくらいの濃度で効くのかなどの具体的な質問があった。
また、日本でわかった研究成果を現地のアフリカで実験するのは困難があるのではないかなど、コメントが寄せられた。
パネルディスカッションでは、異分野の研究者の出会いや思いも寄らない出来事が大きな研究成果に結びついた話やその時の研究者の率直な気持ちを聞くことができ、参加者と共有することができた。
ディスカッションの後半では、今回のテーマである「ライフ」について、食糧問題の現状をスライドで提示し
、科学の力で解決できることや市民として何ができるかを考えるよう働きかけをおこなった。
研究への具体的な質問やコメントをディスカッションに活かすことができた。
ただ、オンラインのため参加者の反応がわかりにくく、また質問の数も予想よりも少なかった。全体的に内容が多く、進行が急ぎがちになったことも要因の一つと考えられる。
今後は、時間配分や講演内容(情報量)などプログラムの構成を見直し、アイスブレイクや投票システムを使うなど、参加者との対話を促進するツールを取り入れて改善していきたい。
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