出演・登壇者 | |
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実施規模(定員等) | 200名 |
開催場所 |
豊橋技術科学大学A2-101講義室 |
詳細 | 地域の方々に「科学,技術,ものづくり」の面白さを知っていただくため,最先端の研究,研究成果の紹介及び地域の課題解決策などについて講義します。 今年度のメインテーマは「IoT社会を支える次世代センサテクノロジー」です。 モノをインターネットに接続して情報交換することにより,データ収集,管理,制御を効率よく行うための仕組み,いわゆるIoT技術が注目されています。モノの状態を知るためのセンサはその起点となる重要なデバイスであり,さまざまな分野でIoT化を実現するためには,多種多様なセンサが必要となります。本講座では,IoT社会を支える次世代センサテクノロジーの一部を紹介します。 ●第1回(11/1) 「建設分野におけるセンサ技術の応用事例と診断技術」 講師:建築・都市システム学系 松本幸大 准教授 我々の生活,生命,財産を守るために重要な建設物にも建設後の時間経過や自然災害などによって,劣化や損傷,また性能や機能の低下が生じる可能性があり,それらを効率的かつ性格に判定するために様々なセンサ技術が応用されています。 本講座では,建設物の診断技術として応用されているセンサについて解説するとともに,診断に繋げるための評価技術について紹介します。 ●第2回(11/8) 「スマホを使って病気を検査するバイオセンサ技術」 講師:電気・電子情報工学系 高橋一浩 准教授 本講義では,ICチップを使用して一滴の血液や呼気から病気の検査が行える検査技術の紹介をします。ごく微量の血液や尿などの体液から病気の検査が行えるようになれば,自宅で簡単・迅速・安価に検査が可能になります。紹介するICチップは,病気に由来して増加するタンパク質を特異的につかまえる仕組みを備えており,吸着した分子の量をスマートフォンで出力するためのシステムについて解説します。 ●第3回(11/18) 「微小金属異物を検出する超高感度センサ」 講師:エレクトロニクス先端融合研究所 田中三郎 教授 食品や工業製品内の異物検査では,X線検査が主に使われていますが,大きさが小さいものや,密度の低いものは,検査をすり抜けて異物混入事故となることが少なくありません。本講座では,最先端の超伝導技術を用いて開発されたSQUID(超伝導量子干渉素子)磁気センサによる検出技術や,実例を紹介します。その他,近赤外線や超音波を用いた検査技術についてもわかりやすく紹介します。 |
イベントの 問い合わせ先 |
豊橋技術科学大学 研究支援課(社会連携支援室)地域連携係 |